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【星の欠片を拾う町】短編小説

time 2025/06/14

【星の欠片を拾う町】短編小説

地球暦2525年。人類は宇宙の果てどころか、時間の裂け目までも航行するようになったが、地上の片隅では忘れ去られた町が静かに時を刻んでいた。

その町の名は、玖璃町(くりちょう)。銀河間移住の波に取り残され、今では“時間に置いて行かれた場所”と揶揄される。だが、そこにはひとつだけ、他の町にはないものがあった。

星のかけら。

流星群の季節になると、玖璃町の上空にだけ現れる現象がある。空が裂けるように開き、微細な結晶が降り注ぐ。その欠片を拾った者は、過去や未来の“記憶”を垣間見るという。

ある晩、玖璃町にひとりの少年が現れた。名をユウといった。年齢不詳、記憶喪失。彼の手には、壊れかけた古いポータルデバイス――“Chrono Key(クロノキー)”と呼ばれる機械が握られていた。

「この星のかけらが、俺の時間を取り戻す鍵になる」

やがてユウは、記憶を持たない少女・サラと出会う。彼女の瞳もまた、星の欠片のように光を宿していた。二人は共に、玖璃町に隠された時間の秘密を解き明かす旅へと踏み出す。

その先に待っていたのは、滅びゆく未来か、それとも失われた過去か――。 ✨🚀📚

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